今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

2018年だし秘密の庭の話をしよう

年が明けて1週間も経ってしまった〜
寝てるのか起きてるのか、夢を見ているような正月でした。

 

さてこの記事がとっても良かったので読んでほしい。

note.mu

あなたの心に秘密の庭はありますか?

それはつまり、誰にも決してベラベラ喋ったりしないけど密やかに愛しているもの、心底大切にして慈しんで飾りがたくさんついた箱にしまいこんでいるもの、言葉に出したら壊れてしまいそうなくらい繊細な思い出の景色、夢で見た不思議な建物、もうどこにあるのか思いだせない現実にあるはずの場所、ふとした瞬間に思い出すメロディなどなどを詰め込んだ場所のことです。
そういう庭を心に持ち、必要とあらば少しだけその中の物事を誰かに明け渡す。
1時間台本なしに語れることが自分の心の中にあるか常に自身に問いかける。

 

自分が思う美しさを大切に守れたら、他人になんと思われようと、どうでもいいなと今は思える。
私の踊りにも私にしかわからないテーマがいつも隠れている。
誰に理解されずとも庭をいつまでも守らなければいけない。
庭の番人はあなたしかいない・庭の手入れをするのもあなたしかいない。

 

今年もより美しく素敵なお庭をつくるぞー!
おわり。

12/31 雑記「子供好き?」って質問は子供に失礼

盆暮れ正月と言いますが、テレビがないので本当に大晦日の実感がない。
ラジオでもつけてみようかなあ。
今夜はパートナーと鍋をつつきます。

 

・「子供好き?」って質問は子供に失礼
「子供好き?」って聞く人はおそらく、子供と楽しく遊べるかとか、子供を育てることを想定して生きてるかとかそういうことを聞きたいのではないかと思う。
でも子供好き?ってそんな十羽一絡げに聞かれてもわかんねえよ〜って感じ。
子供と遊ぶのは楽しい、彼らは基本的に素直であるし、大人ほど嘘もつかない。
だけどもちろん気の合う子もいれば気の合わない子もいる。
そこに年齢は関係がないと思う。向こうにも選ぶ権利がある。
大人が一方的に「子供好き〜」って寄っていったところで、子供の方が遊びたくなければ遊ばないでしょうし、逆もまた然り。
つまり、子供も大人も、気が合えば好きだしそうじゃなきゃ好きじゃない。
ざっくり言うならば「人による」。
なんで大人には「大人好き?」なんて聞かないのに子供はひとまとめにされちゃうんだろう?超不思議。
子供には意志がないとでも思ってんのかな。

 

・続けた人が最後に笑う
これはいつもいつでも思っているけど、下手でも笑われても人より上手じゃないと自分で思っていても、とにかく続けることが最終的に勝ちなのではないかと思った。
どんなに上手でも、素敵でも、やめてしまったらそれで終わり。
たとえ100パーセントの満足ができなくても私は書き続けるし踊るのもやめない。
それは書くことと踊ることがただ好きで、人からどう思われようとただそれがしたいとからだ。
もちろん褒められるのは嬉しいし、反応してもらえた方がいいに決まっている。モチベーションになる。
いつもコメントやsarahah送ってくれる人、本当にありがとうございます。
だけどたとえ世界に自分しかいなくなったとしても、書くのと踊るのをやめることはないと思う。
世界に一人だけの自分と、その向こう側にいる誰かに向けて2018年もたくさん書くし踊る。

 

・自分の倉庫を整理する
まだまだ案外、自分では価値がないと思ってたのに人からは評価されるものが倉庫に眠っていることに最近気がついた。
来年はそういうものをきちんと棚卸しして埃を落として、お店に綺麗に並べてみようとと思う。

・淡々と日々を過ごしながら持っている刃物を研いでいきたい

 

それでは、良いお年を!
来年もよろしくね。
おわり。

12/29雑記 好きなことだけしていたい

12/29か〜
毎年毎年思うけど、年の瀬って感じがしない。
逆に「わあ年の瀬!」って思った時なんてあったのか。


2017年は本当に怒涛の一年という言葉がぴったりな年でした。
2016年末にブログ始めて、2017年2〜4月は世界一周。
彼女と出会って、8月からまたスペインへ行き、帰国して婚約。
年末で仕事を辞めて今に至る。
要素がてんこ盛り過ぎて訳がわからない。
今年って何してたのかな〜。
iPhoneのカメラロール見てもいろんなところにいすぎてもう、思い出がいっぱい。

 

「嫌なこと」を徹底的に削ぎ落とした一年だったように思う。
寒いところが嫌だから暖かい国へ行ったり、団体行動ができないから一人でふらふら旅行したり。
嘘をつきたくないから仕事を辞めたし、離れていたくないから一緒に暮らす。
裏を返せば「好きを追求」した年だった。

 

「好きなことだけ」で暮らせるとか暮らせないとか色々本が出てますね。
自分の好きと嫌いをより分けていった先にそれはあるんじゃないかなあと思う。
「好きなことだけして生きていく」生活。

仕事は好きだけど組織の中にいると浮いちゃって居心地が悪いしやっぱり自営業が向いてる、婚約者がいることを隠さなきゃいけない場所へは行かない、嫌いな人とは話さないし必要があれば嫌いだとちゃんと言う、愛想笑いやおべっかを言わない、腹がたつことをされたらその場でちゃんと怒って腹が立ってることをあらわにする、心が静かに保てることをする、会いたい人に会う、話したい人と話す、好きな人の笑顔を毎日見たい、できたてのご飯を二人で食べたい、たくさん文章を書く、踊る、映画をもっとたくさん見る、
自分が何を欲しくて、本当は何が必要ないかちゃんと知っておく。

今の私はパートナーがいないと楽しくないし、前ほど旅行に行きたい気持ちも薄れた、ポールダンスはずっと続けたい、もっとたくさん文章を書きたい、静かな場所で誰にも邪魔されずに創作したい、体鍛えたい、もっと柔軟性欲しい、会いたい人に会いに行きたい、
だからそのために心身ともに健康でいる。

 

2018年どうなるのかな〜
何もわからないから、楽しみ。
おわり。

はてなブログ大賞2017で選出しました

今年もあと5日!
そろそろ総まとめ的な記事を書いていきたいものです。

さてさて、昨年
おっぱいが大きかったので会社員を辞めてポールダンサーになった話
を、はてなブログ大賞2016に選出していただきました。
id:hase0831 さんと id:jurigeko さんが選出人。ありがとう愛してる!)

 

で、なんと今年、そのはてなブログ大賞を選出する側になりました。ワーオ。

blog.hatenablog.com
選出した記事は id:sultrynight さんの「無い権利を考える」

sultrynight.hatenablog.com
先日彼女と婚約した私にとって、めちゃめちゃ痛切な内容でした。
特に住民票のあたりは参考になりましたね…それな…!
現時点で限られた場所にしか「パートナー」であることを証明する仕組みが無いものですからね、超絶不便なんですよね。
正直、愛がどのような形であるかなんて宇宙が滅びるまで誰にもわからないと思うしそれぞれで定義が違うので、なんでもいいから性別に関わらないパートナーシップ制度をチャチャッと制定してくれって思います。
性別に関わらない愛もセックスが必要ない愛もこの世にはあるし、それを当事者以外がごちゃごちゃ言ってどうする。
そんなことは暇人のすることです。
当事者でもないのにそういうのに反対してる人は「私は暇です」と叫んでるように見えるよ。
暇ならもっと楽しく有意義なことをしてほしい、もうすぐ正月だし凧揚げとかどうですかね。

 

もう間も無く2018年、楽しく刺激的な1年になりますよーに!
おわり。

仕事やめました

天皇誕生日ですね!

私は久しぶりに土曜日お休みです。

 

というのも先週で仕事を辞めたからです。

 

昨日婚約したって言ってたじゃねーか!仕事辞めてどうすんだ!!
と思いましたでしょうか。
ポールダンス続けるって書いてたよね????とも思ったかな?

 

自分に正直に生きるぞ〜!!って決めたら自然と、
あ、今の仕事辞めよう。ってなりました。
なぜなら職場が男性相手に接客をしなければならず、
レズであることをいい加減隠しきれなくなってしまったんですね、自分が。
で、婚約したし、心機一転、接客ありのお店はやめよっかなと思ったのでした。

 

接客自体は好きなんです。
以前も書いたようにお客さんと仲良くなったり、お話しするのも苦じゃないんです。
辛いのは水商売だと


「自分がレズであること」
「婚約者がいること」


をどうしてたって隠さなきゃいけないからです。そういう仕事だからねえ。
もしそれを隠さなくてもいいところがあるなら全然続けたんですけどね。そんな需要はない。

 

というわけで今後は単発のイベントのお仕事をしたり、接客のないお店に出たり、
文章を書いたりしながら生きていこうと思ってます。

 

しばらく半ニートみたいな生活で時間だけはあるので、もし!もしも!
まなつさんに文章を書くお仕事お願いしたいな〜
と思いましたらどうぞ遠慮なく

dokodeneru @ gmail.com

までご連絡ください。

 

書きかけの世界一周もようやく手をつけられそうであります…
その他の書き溜めた作品や発表してないエッセイとかも、エッセイ集として出したいな〜
kindleで。
自分が本をほとんどkindleで買っているので、自分の作品もkindleでだしたい欲がすごい。
もちろん紙の本になったら超嬉しいし、その場合も電子書籍と同時に出したい。
だってそしたら全世界どこにいたって買えますからね。
海外にいたら切実な問題なのだ。

しばらくのんびり過ごしま〜す。
おわり。

彼女にプロポーズされたので婚約した話

12/22!冬至ですね!
寒すぎて柚子湯から出たくありません。

 

さてタイトルの通りなんですけども婚約しました。
お相手はスペイン巡礼に行く直前にお付き合いした彼女です。


スペイン巡礼中、私は彼女と付き合いたてなのに離れてしまうことが不安で悲しく、
会いたい気持ちを募らせながら毎日電話をしていました。
普段はSNSとゲームくらいしかやらないiPhoneが突然、数千キロ離れた場所にいる愛する人といつでも連絡が取れる魔法の道具のように感じられました。
急速にお互いの心のつながりと関係性の深さを感じ、私は彼女に対する気持ちを単なる恋愛の「好き」ではないと思うようになりました。

そうしたら、帰国した際に、彼女が空港まで迎えに来てくれて、
羽田空港の送迎デッキにてプロポーズしてくれました。えへ。


「一生一緒にいてください」
と言われてから
「あ、はい、そのつもりでいましたけど…」
って間抜けな返事をしたところ、
「結婚して欲しいってことなんですけど…」
と告げられるまでそれがプロポーズだと気づかなかった自分の鈍感さがすごかった。

そんなわけで婚約したのでこれから仲良く一緒に過ごしていきま〜す。

残念ながらまだ日本には法的に私たちをパートナーと認めてくれる制度がないので
あくまで婚約ではあるのですが、だいたい結婚したような気持ちです。
パートナーシップ条例が限られたエリアだけでなく全国的に広まってくれたらなーという気持ちでいっぱいです。

こんな風に今でこそ「結婚」という制度が同性同士にも欲しい!と思う私ですが、
以前は、男性と付き合っている時も、その後女性と付き合っても、自分の中に「結婚」という選択肢はありませんでした。
単純に、自分の生まれ育った家庭が複雑で、結婚というものに希望や興味を持てなかったからです。
結婚して幸せ!とか結婚して安心!みたいな気持ちが、
これっぽっちも想像できませんでした。
女性とお付き合いするようになってからは、
ますます結婚というものがファンタジーのように感じられるようになりました。
現状だと、私がどんなにパートナーを深く愛していても、その人と人生をともにしようと決めて一緒に長年暮らしても、同性のパートナーってだけで死に際にも会えないかもしれない。
財産を残せなかったり、社会的に「家族」だって認めてもらえないかもしれないわけですよ。
日本がそんな状況だから、彼女できても結婚もできねえしな〜
もう彼女なんていらないわ、適当に遊んで暮らそ〜
って思ってました。

でも彼女と出会ってそのような考えは一変しました。

私のパートナーは心が穏やかでおっとりしていて、
私のことを大切にしてくれるとても素敵な人です。
あとめちゃくちゃ美人でセクシーでかっこよくて美人です。大好き。
彼女は私が心から愛する人であり、さらにはかけがえのないミューズです。
もはや彼女のいない人生は考えられません。

一緒にいると心が安らぎ、二人でいる時間は何よりも尊く感じます。
たとえひととき心がすれ違うことがあっても、必ず通じ合えるという確信があります。
彼女は出会った当初から私をとても大切に扱ってくれて、過去の恋愛でめちゃくちゃになっていた私の自尊心を回復させる手助けをしてくれました。
人から大切にされるってこういうことかー!という感覚を久しぶりに思い出しました。
今までは人と一緒に暮らすとか毎日同じ家で過ごすなんて、どんなに好きでも考えれらなかったのに、彼女とは本当にずっと一緒にいたいと思うんですよ…やばくね…?
こういうのって理屈じゃないんだね。
もっと何年も付き合った人とそうなるものかと思ってたのに全然違った。

彼女と婚約して、私は今後の人生で
「【自分は異性愛者である】という嘘」
をつかないと決めました。
自分の愛している人のこと、自分自身の気持ち、
自分のライフスタイルを偽って生きていきたくはないのです。
女性と付き合っているのに彼氏がいるとか言ったり、
どんな人がタイプか聞かれた時に、適当な男性芸能人を答えてお茶を濁したりすることがどれだけ辛かったか。苦しかったか。
顔で笑って、心で泣いていました。
毎日毎日、自分で自分を殺しているような気分でした。
そういうことを繰り返していると、自分自身が嘘の積み重ねのように思えてくるのです。
私はもう私でしかいられないし、誰かの期待に応えることはやめます。
パートナーに出会って、このままの自分で生きていこうと思えるようになりました。
それは彼女もまた、自分を偽ることをやめて正直に生きていくと決めた人だからです。

 

自分を偽ることは本当に苦しいです。
けれど様々な事情で自分の本当の気持ちを隠さなければいけない人たちがいる。
幸いにも私は今、それをオープンにしても差し障りのない環境にいます。
だからこれからもさらっと話していくし、そうすることで今後、誰しもが自分の気持ちを偽らなくてもいい世界がくることを信じています。
というか、そういう世界はもう来つつあると感じている。
いい時代に生まれたわホント。

 

そんなこんなで今、人生がどんどこ変化していってる最中なんですが、
ポールダンスは変わらず続けるし旅行もするし文章も書きまくります。
来年はもっとたくさん文章書きたい!そして踊りたい!
やる気に満ち溢れている私です。
おわり。

あなたが嬉しそうに笑うからクリスマスが好きだと思った

水商売をする人にとって、クリスマスは仕事をする日。
お客さんに営業をしたり、サンタのコスプレをしたり、ケーキを用意しなきゃいけない。
イブやクリスマス当日は、さみしい人が街に溢れかえっている。
飲み屋もそんな人たちでにぎわう。
その人たちの淋しさにつけこんで私たちはお酒を飲ませてもらう。

 

そんな日々を10年くらいは続けていて、もうクリスマスはただ業務的に過ぎていく「めちゃくちゃ忙しい日」のバリエーションに過ぎなかった。
プレゼント、はいありがとう、シャンパン、うんクリスマスだからね。
巷にあふれるクリスマスツリーもイルミネーションも、もうすぐ「忙しい日々がやってくる」ことを告げるしるしでしかない。

「クリスチャンでもないのに、そう思っていたけれど
クリスマスは優しい気持ちになるための日だね」
とマッキーは歌っていましたが、その気持ちがついに私にもわかりました。

彼女が、めちゃめちゃクリスマスを楽しみにしています。
クリスマスに焼く骨つきの鶏肉を予約したよ、と電話をかけてきて、それが何本か、どんな大きさでどういう味付けで焼こうと思っているかということを告げられた時、私はクリスマスの意味を知った。
電話の向こうで笑っている彼女の顔をありありと想像できて、私は、あなたが嬉しそうに笑うから生まれて初めてクリスマスが好きだと思った。
私と過ごせることを喜んでくれていること、わざわざ肉を予約までしてどんな風に焼こうか悩んでいること。
ただそのことだけが、私にとってクリスマスがあってよかったと思う理由。

正月も、誕生日も、付き合った記念日さえも、場合によってはどうでもよかった。
あんまり行事を一生懸命お祝いしたり、大げさに騒いだりするのが好きじゃなかった。
今まで私と付き合ってた人たちからしたら、つまんない女だっただろう。
さぞ悲しい思いをさせたに違いない。
ああ、なんで私はこんな風に変わっちゃったんだろう。不思議。
どんどん変化していくし、自分でもそれを止められない。
それが楽しいし、心地いいし、私をそうやって変化せてくれるパートナーがただ愛おしい。
素直な気持ちをいつでも思い出させてくれる、そのことが何よりのプレゼントだなあと思う。

 

ものなんて何もいらないから、いつまでも一緒にいてくれたらいいな。
ただのノロケでした。
おわり。