今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

無理をしない

 

無理をしてると気付いた時点でそれを一回やめてみる。

 

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限界ギリギリまで頑張り続けて
「もうこのまま死んでもいい」
と思えるくらいエネルギーを出し切って、ある日突然
「あ、もう無理だ、やーめよ」
となって数日間家に引きこもり誰とも口をきかない、みたいなことをしてしまう時がある。
エネルギーの出し方にばらつきがあり、0か100かみたいなタイプなので、調整できるようになりたいな〜と思いつつ。なれていない。

無理して頑張ったことは続かないし、続いても無理をしたことによる疲労・ダメージが後までじわじわと効き続ける。
もうキツいな、と思ったら、一旦中止してみて俯瞰する。
まだいけそうだ、と思ったり、エネルギーが回復してきて続けられそうだったらもう1回やってみる。

 

20代前半までは、とにかく焦りと不安にまみれていて、お金も家も仕事もあるのに何かを追い求めて毎日気が気じゃなかった。
これがなくなったらどうしよう、あれがうまくいかなかったらどうしよう、と
「上手くいかなかった場合のシミュレーション」
を脳内で繰り返していた。
ビョーキになるわそんなもん。
世の中の何もかもが自分から顔を背けて去って行ってしまうような気がしていた。
客観的に見たら上手くいっていることも、
「今だけのことかもしれない」
と常に不安を先取りしていた。
訳も分からず夜中に泣いて恋人に電話したり、友達がいないとわめいてみたり(実際にはいるのに不安からそう思い込んでいた)、情緒が不安定すぎた。
いつその状態から抜け出したか、という明確な時期は定かではなく、長い旅行に出かけて自分と対話をしたり、毎日たくさんの人と話すこの仕事を通じて私の内面は変化していった。
そんな20代前半は無理をしていた。無理をしていたからそうだったのかな。
やっぱりやりたくもないことを続けたり、自分の本当の気持ちに逆らってると人間情緒不安定にもなりますわ。
思えばあの頃は自分にウソしかついていなかった。
世間様の価値観に従うべくせっせと毎日自分の気持ちを殺しにかかっていた。
どんなにあざといペテン師も自分にウソはつけない、って布袋さんも歌っているよ。
たとえ他人にペテン師と呼ばれようとも、自分の気持ちに嘘はつかないで生きていきたい。

 

今は心の底からやりたいと思ったことだけやっている。
楽しいと思えることだけ取り組んでいる。
会いたい人にいつでも会いに行く。
行きたいところに行く。
食べたいものを食べて寝たい時に寝る。
怒る時もあるしムカつくこともあるけど、その場で発散してすぐ忘れる。
そうすると何でもかんでも楽しいし、嫌なことがなくなってしまった。
面白いこと、嬉しいこと、楽しいことで私の人生は溢れている。
周りにはぶっ飛んだ楽しい人ばかりだし、何を食べても美味しい。
そういう方がいいな、と自分で思って選んだから。
無理をして生きていくのは嫌だ、楽しいことばっかりの人生がいい、と思って行動してきたつもりだ。
そんなことない、人生は楽あれば苦ありだよ、と思います?
私は苦はもういらないんです。楽だけでいいです。
楽あれば苦ありだと思ってる人は楽あれば苦ありになるんじゃないですかね。

さて今日も全力で遊んできます。わーいわーい。
おわり。