今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

【巡礼13日目】TangierーGranada

f:id:dokodeneru:20170906062124j:image

鶏がけたたましく鳴き続けるので5時頃に覚醒。
8時のフェリーでタンジェからタリファへ戻る。
少し波があるからなのかフェリーの出航が遅れていた。

f:id:dokodeneru:20170906062145j:image

11:00にタリファ着。
フェリーターミナルを出てすぐのところにアルヘシラス行きのバスが停まっている。
席数は限られており、最終的には満席になっていたので確実に乗りたければ早めにフェリーから降りるように心がけたほうがよさそうだ。
フェリーのチケットを見せるだけで乗れます。
11:20頃にタリファ出発。
11:55 アルヘシラス港着。

本当は11:45発のAVEで16:00にグラナダ着く便に乗りたかったけど、間に合わなかったので15:30発のチケットを駅で購入。

 

電車に乗って、あと1時間くらいかな?と思ったらなんと、駅の工事をしているからここで降りてバスに乗換えろと言われる。
まじかー!駅を出てすぐのところにグラナダ行きのバスが停車している。
着けばなんでもいいや…

 

f:id:dokodeneru:20170906062217j:image

宿に着いたのは20時少し手前。
7時にタリファのホテルを出たから、実に13時間の移動!
着いた時、ちょっと泣けた。

 

ともかく、今日はフラメンコなのである。
グラナダに行くのだしロマの洞窟でフラメンコが見たいなぁーと思い色々とリサーチ。
最初VELTRAで、有名なお店「Zambra Maria la Canastera」のショーと送迎が35ユーロだったので申し込もうと思ったらなぜかエラーで上手くいかず…
google mapで検索してお店の位置を確認して、ホームページがあったので見てたら予約フォームがあったので、前夜にそこから超簡単なスペイン語で「明日一人予約お願いします」と送ってあった。
そしたらスペイン語の予約詳細メールが次の日届いていた。
そのメールに希望のコースを返信すれば予約完了らしい。

ショーとドリンク付き 22ユーロ
ショーとドリンクと市内からの送迎 28ユーロ

の2つから選べます。

というわけで当たり前ではありますがお店に直線予約したほうが多少お安く行けます。お支払いもお店でしたよ。
予約のスペイン語もそのあと来るメールもグーグル翻訳使えばそんなに難しくないので、トライしてもいいかもね。
私は送迎付きのコースを選びました。

f:id:dokodeneru:20170906062252j:image

送迎は市内中心部からミニバスで。
土地、景色の良いところで夜景が撮れるよ!と停車してくれた。親切〜

 

ミニバスはどんどん狭い坂道を登り、サクロモンテ地区に入っていく。

f:id:dokodeneru:20170906062318j:image
奇しくも本日、満月。
丘の上に光る月に言葉を失った。

 

 f:id:dokodeneru:20170906062358j:image

タブラオについて、中に入ってちんたらお金払ったりしてたら入り口に一番近い端っこの席に座ることになった。
もうちょっと真ん中が良かったなーとか思ってたら、なんとそこは最前列だったのでした…
うわラッキー…!と心の中で叫ぶ。

 

f:id:dokodeneru:20170906062340j:image
踊り手も歌い手もギターも目の前。

踊り手のお姉ちゃんが、隣の椅子に座っている。
なんなら途中、ギターのおっちゃんが私の目の前に椅子持ってきて、おっちゃんと私の膝と膝の距離、30センチくらいだった…

 

f:id:dokodeneru:20170906062434j:image

このギターのおっちゃんはマエストロと呼ばれており、すごいテクニックの持ち主だった。かっこよかったなー…

 

端っこにいたせいか、ショーの後半で客を立たせて一緒に踊らせる演目で真っ先に女性ダンサーに手を取られて立って踊ることになった。
フラメンコはもちろん未経験。見よう見まねで、ダンサーと向き合って踊る。
踊り手の若いお姉ちゃんが、もっとやれ!と目で煽ってくる。もっとできるだろ!と手招きする。それに応えようとステップを踏んでみる。
気持ちいい。気持ちよすぎる。
ああ、踊るって楽しいな。こんなに楽しかったんだ。とくらくらした。

 

もっともっと踊りたい。
この先、きっと他にも色んな仕事をすると思う。
性格上ひとつの仕事だと飽きがきやすい。
マルチタスクが向いている。
だけど、踊ることはやめないのかもしれないなと思った。それがどんな踊りであれ。