今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

さよなら、また明日

平成が終わる。センチな雰囲気だ。歳がわかるのが嫌で色々言及したくなかったが、平成に青春を過ごし今この元号が終わる身として、言わざるを得ない。

クソみたいなことの方がたくさんあったけど、その後に起こった素敵なこと、恋、旅行、泣きながら海辺を走ったりギターを弾きまくったり浴びるようにビールを飲んだ夕暮れ、好きと言えなかったこと、好きと言っても伝わらなかったこと、全部この時代にあったこと。
こういう過去のことが上手に発酵してまた私の養分となり、文章となって世に出て行く。ありがとう平成。書くことで生き延びたし、踊ることで食えた。体がちぎれるほど踊り、井戸の底を掘るみたいにたくさん文章を書いたよ。新しい時代に私がどうしていくか、10年前の私は知らない。それが奇跡のように感じる。10年前の私には想像もつかない人生を送っている。10年後も何があるかわからない。いつも私は未来の自分を信じている。

さよなら、また明日。楽しく生きようね。
平成おわり。