今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

【巡礼12日目】Tangier

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7:30に起きてホテルの朝食。
景色が良いテラスでのんびり。
こんなにちゃんと朝ごはんを食べるのが久しぶりで、いいなあとしみじみ思う。
外に朝食を食べに行くのが好きで、早起きしてモーニングを食べに行ったりするくらいなので、ホテルの朝食も大好き。
丁寧に時間を過ごしてる感じがいいのかな。

 

朝食後は部屋でだらだら。
昨日の経験上、日中は暑いし客引きがしつこく歩くのに適していない。
日が陰り始めたくらいから散策に行こうと決めていた。

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15時頃ホテルを出てまずはFRSというフェリーのカウンターへ。
明日の朝一番でスペインに戻るフェリーを予約する。
その際、スペイン側のタリファに着いたら、アルヘシラスに行くバスに無料で乗れるからねと伝えられた。
これで一安心。アルヘシラスへ行く足も決まった。無事、グラナダへ向かえそうだ。

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そのあとは海沿いの道を特に目的なく歩いた。
ビーチもある。
やはり海はいいな。

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ラクダがいた。ラクダ…

 

お土産屋をひやかそうと思ったらメディナの中のお店より随分安く、というか値札もない店ばかりだったのに値札があり、全く押しの強くない物腰の柔らかい店主の対応に感激してアクセサリーなどを色々まとめて買った。
モロッコの物価にしたらそれでも高いんだろうけど、まとめて買うから値引きしてよと強気な価格を言ってみたらOKだった。もっと安かったんだろうか。
買い叩くのも気がひけるのでちょうどいい額で買えていたらいいんだけど。

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新市街のほうまで来てショッピングモールへ。
お茶をして涼み、巡礼用の長袖しかなかったので半袖の服を購入。セクシーなマネキンをガン見。

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海外に来てその土地のスーパーやショッピングモールに入るのが結構好きだ。

気になる店もろもろ。

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さむい。

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スシダイスキ

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ハッシュタグ…


一通り見て回ったのでまた海沿いを歩いて帰った。
メディナの中より人が少なくて歩きやすい。

やはり人混みはどんな国でも苦手だし異常に疲れるし、知らない人から話しかけられるのも本当に無理である。
なのに、それなのに、なぜかわたしはまたモロッコに来たいと思ってしまっていた…
なんでだろう。不思議な魅力。
振り回されるのがわかっているのに別れられない恋人みたいな。

 

夕飯はプチソッコと呼ばれる広場の横のレストランで。

まだ一回もモロッコ料理食べてないし、クスクスをオーダー。

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でかい。量すごかった。食べ過ぎて苦しい…

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お店自体はテラス席から通りを見下ろせて、落ち着いて食事ができて良かった。
通り沿いだと人からの視線が強すぎて大変疲れる。
アジア人というだけでも珍しい上に、女。男社会なイスラム教の国ではしんどいものがある。
声をかけないで。挨拶もしなくていい。どうかほっといてほしい。胃が痛くなるから。

 

ホテルに戻ったら受付の人に「渡しそびれてたお釣りだよ」と10DHR渡された。約1ユーロ。
確かに宿泊代を支払った時、レジにお金がないからお釣りあとでもいい?と言われていたが、すっかり忘れていた。
何もかも適当かと思っていたモロッコ、意外なところで律儀。
こういうことがあるから、また来たいと思っちゃうのかな…わたしチョロいですね…

昼間も、写真を撮ってほしくてたまたま話しかけてきた知らん人にお願いしたとき、これ絶対にあとでお金要求してくるんだろうなぁ…と思ったら世間話だけして普通に去っていったし。たまたまかもしれないけど。
女の一人旅だから、ある程度は安全対策を考えて行動するのも大事だけど、ガチガチに構えてしまうと大切なものを見落としてしまう気がした。
人の優しさだったり親切だったり、そういうもの。

明日も早いので荷造りして就寝。
スペイン側に戻ると思うと、慣れた場所に行ける感じがしてすこしホッとしている。