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旅と踊りと酒

キモチップはどうしたら炎上せずに済んだかをチップ貰って生活する側が考察した

小切手のようなデザインで、カフェやレストランなどで「ありがとう」と伝えたい時に置いていけるメッセージカード「KIMO-TIP」及びKIMO-TIP製作者の方がTwitterでめちゃくちゃ炎上してました。
(当該ツイートは削除済み)

 

 

 

 

 

KIMO-TIP自体は4年前に発売され、売り上げは好調、お褒めの言葉もいただくようなプロダクトだったそうですが、現在はホームページからも消されました。

さてこのキモチップはどうしたら炎上せずに済んだのか?
というのをチップを貰って生活に役立てているポールダンサーとして考察してみました。

 

その1 小切手や金券・お金風のデザインにしない

まあこれに尽きる。
だってお金かそれに類するものなのかな?と思って
わーい!これでマッサージに行くぞとか衣装買えるぞ〜!
ってウキウキしてよく見たら
「10億万円、釣りはいらねーよ」
なんて書いてあったら
「は?????????????」
って思うもん。
上げて落としてるようなもの。
ツイートでも書きましたが、チップ入れるふりしてゴミとか紙切れとかレシート突っ込んでくるお客さんにショーダンサーはブチ切れていますので、チップのふりした何かというのが罪深いのかもしれない。紛らわしいのは良くない。

その2 気持ちを伝えたいのなら「気持ちを伝えるカード」にするべし

何も私たちチップを貰っている側も、お金だけが嬉しいわけじゃないんですよ。実際手紙もらったり、折りたたんだ紙に「すごく素敵でした、直接言えなかったのでお渡しします」とか書いてあったりするのもらうとそれは涙出そうなくらい嬉しい。ありがとう、明日も頑張って踊るよ!!って思うよ。なので感謝を伝えたいなら何でもいいから小さい紙とかに書いて置いておけば良いと思いますよ。人にもよるけど大体嬉しい。ただ、チップのふりさせるのだけはやめよう。

その3 感謝の気持ちをどう受け取るかは相手の自由である

ありがとう、素敵な言葉ですよね。言われて悪い気する人なんていないんじゃないかな〜〜〜〜と思いつつ、別に求めてない人だって中にはいる。ありがとうと言われてああそうですか、としか思わない人だっているわけです。なので感謝する側はいつも肝に命じておかなければいけない、自分が望む反応を相手がしなくても表明したいほど相手に感謝しているのか?と。

 

気持ちよく使ってる人もいたみたいなんで、なんかうまいこといくといいですね。
おわり。

 

余談

・ポールダンサーはギャラよりチップが多い、もしくはギャラが少ないor タダで「ごめんね〜!チップ出してくれるようにお客さん煽るから!」と主催者に当日に言われたりすることもあるのでチップの量がかなり密接に生活に関係している。
・なのでチップ=現金を渡してくれる人は本当に本当に神のように思うし、だからこそ衣装に挟んでいいよーとかきわどいところにチップを入れるのも了承しているので、後で現金でも金券でも(手紙でも)なんでもなかった時の落胆が激しい。
・手紙は手渡し、チップは指定の場所に挟む形がいいよ!