今夜、どこで寝る

旅と踊りと酒

商品を店先に並べる

さ、寒い…寒いと活動が減ります。
湯治に行きたい。それか、冬眠したい。
もう春まで起こさないでください。

 

それはともかく最近考えていたこと。


・自分の良いところをアピールする
・自分はこういうことが得意ですと伝える
・自分の今までの活動を魅力的に語る


って社会生活を営む上でめちゃめちゃ大事じゃないですか。
でも意外とみんなやらないよね。

自分の良いところ(商品)
を誰にも見せずに倉庫にしまいっぱなしの人結構いるな〜
って思いました。
というか、自分の良いところを語る訓練をしてない?のかな?
自己卑下するのが良しとされる文化圏だから…?なの?

それでいて他人には自分の良いところを見つけて欲しがったりして。
自分の倉庫は自分で整理しなきゃいけないのです。
埃まみれのごちゃごちゃの中を他人様に掃除させてはなりません。
待っていたって何も始まりません。
自分で倉庫を整理して、宝物を見つけて、綺麗に飾って並べよう。
お客様はいつも店の前を通っているけど、
ケースが空だから通り過ぎていくんだよ〜

あなたがゴミだと思うものでも、他の人には宝物。
もったいぶらずによく見せてね。
おわり。

失恋したら床で寝る

「今夜、どこで寝る」というタイトルのブログを書きはじめて早一年。


旅が好きなので、旅のことを書けたらいいなあという気持ちでこのタイトルにした。
しかし、「どこで寝る」の部分は旅に行く国や街のことではない。
それは旅の隙間、美しい村や見たこともない街へ「移動する間」のことを指したつもりだ。
あるときは夜行バスの座席で、空港の待合室のベンチで、寂れた駅の床に座って眠る。
夜はだいたい、屋根のあるところで布団にくるまって眠れるけど、移動のときはその限りではない。
電車や飛行機を何時間も待たなければいけない時、汚ねえ床にスーパーの袋を敷いて、リュックを枕にして寝ることもザラだ。
ベンチや座席に肘掛けがなければ、めちゃめちゃにラッキーだと思う。
そこはもうベッドでしかない。
寝台列車なんかはホテルに泊まっているのと同じこと。
どこでも眠ることができるのは自分の長所の一つだと思っている。

 
こう思うようになったのは、私の人生で最後に付き合った男性と別れてから。
20代前半の2年半を一緒に過ごした。
もしかしてこの人と結婚するのかな、とすら思っていた。
相手が私と別れたいと思っているのはわかっていた。
わかっていたからこそ、毎日不安で狂いそうだった。
きっかけは宅配寿司の割引券。
それを今日使うか使わないかそんなメールのやり取りをしていて、そっちが決めてよと返したところで
「もうやめよう、美味しく食べれる気がしない」
と返事が来た時にすべてがおしまいになったことを悟った。
初めて心の底から甘えられた相手、そしてそれ故に相手の心に大きな負担をかけていたことはわかっていた。
相手が限界に達していたので取り付くしまもなかった。
ただ、もう終わりです、さようならということだけ。
私もそれに答える以外なかった。
私の自尊心はどん底になり、日常生活もままならないほど打ちひしがれた。
頭でわかっていても心は現実に追いつけないまま、ただ旅に出るということだけを心の支えに出国までの日々を過ごした。

 
彼のいる東京を離れ、どこか遠くへ行かなければと選んだのは、タイの静かなビーチリゾートだった。
日本人はもとより、アジア人も少ない。欧米人の老夫婦かバックパッカーの若者が多い。
さらには雨季であることで、街全体に活気がない。
曇り空で人の少ない、白波ばかりの荒れた海を想像して欲しい。
町並みがどれだけ華やかでも、物悲しい。
私はそのリゾートの「乾季の写真」を見ていくことを決めたのだった。
つまり、一番良い季節の写真。
空はどこまでも晴れわたり海は透き通り、名物である奇岩が海中からそびえ立っている。
小さな島々をめぐるアイランドホッピングや、ロッククライミングが名物だとネットには書かれていた。
東京とはかけ離れた雰囲気、美しい海や岩、島々を巡れば何もかも忘れられるのではないかと思っていた。
期待もむなしく、アイランドホッピングの受付に行くと今日は海が荒れているから船は出せないと言われる。
仕方なしカフェに行きコーヒーを飲み、外を眺めていると滝のような雨が降ってきた。
雷も落ちる。停電になる。もう飲み物が出せないから帰ってくれと言われる。
小雨になる頃に店を出てコテージに戻ると、体長30センチはあるイグアナが玄関に寝そべっていた。しかも、人に慣れていて追い払おうとしても全く動かない。
朝、朝食を摂りにレストランへ行くと、老いも若きもカップルだらけ。手をつなぎながらトーストをかじる若い男女。
一人で来てるのなんて私くらいだった。

 
失敗した、と思った。ここじゃなかった。
愛を語らうカップルや楽しげな家族に囲まれ、自分が孤独であること、フラれたばかりであるということを痛いほど突きつけられた。
海を見ても岩を見ても元彼のことを思い出してしまうし、朝も昼も夜も泣いた。
声が枯れ、頭が痛くなり顔がぱんぱんに腫れるまで。
世の中の何もかもが自分の味方ではないと感じ、荒れた海が自分の心のようだと思った。
ここまで来れば、つまり遠く離れた場所でなんのしがらみもない場所でなら、癒されると思ったのに。

 
救いようのない気持ちの中、それでもなにか楽しみたいと思い市内を散策するツアーに行くことにした。
せっかく来てるんだから、と自分を奮い立たせて。
もう何も考えたくない、全てお任せして色々見て回ろう。
ソンテオという、タイならどこでも見かける小型トラックの荷台に屋根がついた乗り物を、ドライバーごと1日チャーターすることにした。
昔虎を飼っていたというお寺や、ちょっとした市場なんかを回ってもらった。
滞在しているビーチ側のエリアとは少し離れた町中へも行き、タイのごく普通の田舎を見てまわる。
服屋もコンビニもスーパーもあるし、レストランだっていくらでもある。物価も安い。
治安はものすごい良いわけではないけれど、悪いわけでもない。気をつけていれば多分大丈夫。
英語もわりと通じるし、食べ物は美味しい。時々お腹を下すけど。

 

タイの片田舎で、私の孤独や悲しみとは遠く離れて人々は普通に生活している。
ビーチにいる浮かれたカップルや欧米人の家族連れではなく、タイ人のごく普通の人々が道を行き交い食事をしたり買い物をしている。
なんでもない異国の街並みが、妙に私の心を慰めてくれた。
いっとき、フラれたことを忘れられるくらい、「誰かにとっての当たり前の風景」に癒されていった。

 

ただぶらぶらと町並みを散策するのが楽しくなって、私はその日からしばしばソンテオをチャーターするようになった。
行きつけの食堂ができて、ウェイトレスのお姉ちゃんと雑談するのが楽しかった。
インド料理屋のしつこい客引きとも挨拶を交わす。店には入らないけど、毎日前を通ってお互い顔見知りだから。
意味なく市場をぶらついて、お土産を買ってみたりした。
お土産。いったい誰に渡すというのか。
ここへ来ることさえ誰にも告げていなかったのに、カラフルな石鹸や小物入れを買っている自分に驚いた。
仲の良い友人に会いたいと思った。
このろくでもない旅の顛末を話して、ただろくでもないねと言って欲しかった。

 
明くる日、久しぶりに青空が広がり、私はアイランドホッピングとロッククライミングの体験ツアーについに参加できた。
思い描いていた通りのエメラルドグリーンの海。小さな無人島とそびえ立つ奇岩。
同じように一人で来ていたカナダ人の女の子と話しこんだり、世界一周している日本人の男の子とも仲良くなった。
失恋旅行なんだ、と言ったら一緒にはしゃいで遊んでくれて、そのあと話を聞いてくれた。
元彼と友達が被りまくっていたので、周りの誰にも本当のことを話せなかった。
あまりにもプライベートなことが絡んでいたから、彼の名誉と最低限の礼儀だと思って話せずにいたことを、思い切り話したのはこの時が初めてだった。
誰にも気兼ねせず、まだ会いたいと思っていることやどんな風に別れてしまったかを話せることにすごく救われた。


要は「もう好きなんかじゃないし興味ないですよ」みたいなフリをするのも、自分に嘘をついていることになるのですごく嫌だったのです。そういう風に振る舞いたくなかった。まだ好きだったし、気にしていないフリとかもう全然会わないっていうのが、ヤダなと思った。
別れてしまったけど、まだ好きでいてもいいんだ。
すごく大切にしていたものをいきなりゴミ箱に捨てなくてもいいように。
少しずつ忘れたり、新しいことで満たしていけばいい、そんな風に思った。

  

ツアーが終わりソンテオに乗って町からホテルへ戻る途中、ジャングルみたいな森の中の細い道を抜けていく。
薄暗くなってきた森の中に光るところがあるのに気づいて、帰るときはいつもじっと見ていた。
人が暮らしている。森の中の巨岩のふもとに、掘建小屋みたいな家があって、そこに人が座っているのが見える。
工事をしていてたたまたま道端に停車したときに、小屋みたいなところの人たちがバケツからひしゃくで水をくんで飲んでいるのが見えた。
まさか雨水ではあるまい、と思ったけど、ペットボトルの水でもなさそうだ。
タイでは水道の水すら日本人が飲んだらお腹を壊すと言われている。
それでもタイに暮らしていたら、いつかああやって、どこの水でも飲めるようになるのかな。
曇り空のリゾートを楽しいと思えるように、気持ちも体も、順応していくのかな。
田舎の真っ暗な道はとてもこわい、けれどああやってどこにでも人は暮らすし、飲める水もあるし、私が乗っているソンテオはランプが吊るされていて明るい。
自分がいるところは、いつも光っているから大丈夫。

 
暗い場所を抜けて夜でも明るい繁華街のエリアに帰ってきて、コテージで眠った。
エアコンの効きが悪くて、ベッドが暑苦しく感じたので床にシーツを敷いて寝た。
ひんやりした床が気持ちよくてベッドよりずっと寝心地が良い。
豪華なベッドを横目に床に寝ていることがおかしくて、世の中にはこういう寝方もある、と自分に言い聞かせた。
それから何日か、床で寝るのにハマって毎日床で夜を過ごした。
おしゃれなコテージにいるのに、私は一人で、床で寝ている。
他の人から見たら、惨めな旅行かもしれない。
けれど、一人でも笑えて、泣いて、思い出しては苦しくなるけど楽しいと思えることもある。
どん底に落ちてしまっても、小さな救いがどこかにある。それを自分が求めるのなら。

 
今私は明るいカフェの窓際で、すっかり暗くなった秋雨の町並みを眺めている。
あれから何年も経ち、何もかもが変化して、私は今女性とお付き合いしている。
服からは彼女と同じ柔軟剤の匂いがする。
私は、どこででも生きていける。
だから、どこで生きていくか選べる。
この先絶望することがあっても、あのタイの田舎の暗闇の中の光だけ覚えていればそう悲観することもない気がした。
床で眠らなくてはいけないときも、床で眠ることを楽しめるときもある。
私はいつでもペットボトルの水を買えるけれど、いざとなったら雨水を躊躇なくすすりたい。
そしてそれを卑下することも、驕ることもない。
たくさんの選択肢の中から、自分で選んだもので生きて、それを誇れる自分でいたい。
私にとって、それこそが生きることの本質だからだ。
ただ食べて眠れて、起きた時に彼女が隣にいることに、毎日感謝している。

おわり。

 

 

ポールダンサーは接客をするべきか否かっていう話

皆さまこんばんわ。
私はおっぱいちゃんって呼ばれて会社員を辞めた末に、
ポールダンサーをそろそろ10年近くやってます。

 

さて今日は
「ポールダンサーは接客をするべきか否かっていう話」
について書きます。

2017年12月現在、
ポールダンサーにはお金を稼ぐ手段としていくつかの選択肢があります。
※ここから先全て専業ポールダンサーの話です。

 

まずざっくり分けると二つ。

 

1.ポールダンスを人前で踊る

2.ポールダンスを人に教える

 

今回はこの 1.ポールダンスを人前で踊る について言及します。

 

人前で踊る、
という選択肢もさらにいくつかのカテゴリーに分けることができます。

 

1.キャバクラなどの接客を伴う飲食店で、
お客の前(カウンター越し)もしくは横で接客をして、
ショータイムの時にポールダンスをする

2.キャバクラなどの接客を伴う飲食店で、
接客は専門のスタッフが行い、
ショータイムの時にポールダンスのみをする

3.クラブでショータイムの時にポールダンスをする

4.企業などのパーティでポールダンスをする

ざっくり分けてこの4つかなあ。
私は全部したことがあります。

 

で、よくポールダンサーの間で議論になるのが

1.キャバクラなどの接客を伴う飲食店で、
お客の前(カウンター越し)もしくは横で接客をして、
ショータイムの時にポールダンスをする

↑これが 嫌で仕方ない ってはなし。
思わず文字を大きくしました。それくらいよくこの話は出る。

なんで嫌かっていうのは、
「なぜダンサーなのにホステスと同じことをしなきゃいけないのか?」
「キャバクラみたいな水商売をしたくない」
「接客が不得意だからダンスだけしたい」
っていうのが主な意見みたいです。

 

まず私がどう思ってるか書きますね。
結論から言うと、私は平気。(ノンケだって嘘をつかなきゃいけないこと以外)
地道に食っていきたいならこのスタイルから始めるのはアリだと思う。
接客が嫌いじゃないから、1〜4のどの形態でも働けます。
私はもともとポールダンスを始める前から、水商売のバイトをしたことがありました。
キャバクラの黒服、バーテンダー、ガールズバーの店員、キャバ嬢、ラウンジ、エスコートバニー、とクラブホステス以外は一通り経験しました。
ポールダンスを始めてからもキャバクラと掛け持ちしていたこともあった。
で、肝心のポールダンスも、キャバクラみたいな形態で横について接客して、ショーをするっていうスタイルのところで主に働いてました。
いろいろ水商売をやってみてポールダンスもして、このスタイルが一番稼ぎやすいんじゃないかなあと思います。


このスタイルのいいところその1、ファンをつかみやすい。
ポールダンサーも人気商売です。
もちろん、人並み外れた美しさやスタイル、神がかった愛嬌があればダンスだけで人を魅了することも十分に可能です。
ただし、相手は酒場の酔っ払い。
話したこともないオネーチャンのポールダンスを、酔っぱらった状態で真剣に、まじまじと、見てる人はあんまりいません。
見てるのは胸と股間です。
それが、事前に席についてお話ししてちょっと仲良くなっておけばあら不思議。


さっきまで隣で普通に喋ってた子がステージで踊ってる!!」
「ダンサーなのに接客もしてくれた!!!」
「あの踊っている女の子と俺は知り合いになったんだ!!」


と、お客様は食い入るようにショーを見てくれるようになります。(当社比)
あと、それでさらに仲良くなれば、お店だけじゃなくてよそのイベントにも見に来てくれたりしますしね。
チップもくれたりしますしね。
アイドルと一緒ですね。いかに固定のファン、応援してくれる方が大切か。
そういう距離感のために接客ができるお店を選ぶっていうのもあります。

いいところその2。
接客がある店は時給が出るし平日も働ける。
これね、食っていく上でマジ大事なんですけど、
その2〜その4の仕事って、週末しか仕事が入らない場合が多いんですね。
その2接客なしの店は、ショーが必要な時(=お客さんがたくさん来る日)しか呼ばれなかったりする。
その3クラブは言わずもがな、週末が一番盛り上がりますよね。
その4に至っては単発のお仕事。毎週あるわけでもない。
ってなると、平日どうすりゃいいんですか?って話です。


もうざっくりぶちまけますけど、ポールダンサーの一回のギャラって1万〜2万くらいです。それとは別に、お客さんにもらったチップを全額持って帰ります。
企業とか大きなパーティーで予算のある案件で3〜10万くらいかな。
私がもらったギャラで一番金額が大きかったのは一晩10万円、チップ別、宿泊交通費支給、ってのでした。もっともらってる人もいるのかなー。
そうなると、一回1〜2万のギャラで週末だけ…ってのがどれだけ無理ゲーかわかりますよね。
そんなんじゃ到底暮らしていけないし衣装も買えない、体バキバキなのにマッサージも行けねえよ、ってなります。


なので、週末はクラブやパーティの仕事を、
平日は接客ありのショークラブで働くってのが収入的に一番安定するんです。
「来月はショークラブの給料でこれくらいもらえるなー」ってのがわかってると気持ちに余裕もできますしね。ああ、家賃払えるわあ、とか思います。
クラブのイベントも、突然クラブが摘発されて仕事がなくなっちゃったりするので、やっぱり平日安定して稼げる場所が必要なんですね。

 

いいところその3、横のつながりができる。
これは他の現場でも共通して言えることではあるんですが、一応書いとく。
ポールダンサーの世界はとても狭いです。
知り合いの知り合いはみんな知り合い。
現場が一度かぶれば顔見知りになります。
どこのスタジオで誰々さんに教わってる何々ちゃん、こんな髪色で、こんな衣装で…とか説明されればすぐにわかります。
そういう横のつながりが新しい仕事を運んできます。
自分に依頼されてこなしきれなかった仕事を振り分けたり、その逆も然り。
仲の良い子が多いのに越したことはないわけです。
というか、嫌われたら終わりです。仕事もらえなくなります。
連絡が遅いとか遅刻が多いとかはもってのほかです。
ある意味、ポールダンスの上手い下手よりも人間的な部分が大切です。
ポールの技術は練習すれば確実に上達しますが、人間性はそう簡単には変わりません。

さていいところばっかり書いたので悪いところも。

悪いところその1
接客が疲れる
このスタイルが嫌だって言ってる人にとってはこれが全てだと思います。
水商売やったことない、ダンスは好きだけど接客には抵抗があるって人にとっては地獄みたいなものでしょう。
なんで好きでもない知らないおっさんとニコニコ話さなければいけないのか?
なぜ面白いことを言わなければいけないのか?
なぜいやらしい話や失礼なことを言われても笑って受け流さなければいけないのか?
そりゃそうだよねー。思うよね。わかるわかる。
わかるけど時給もらってるからなあ、くらいの気持ち。

 

悪いところその2
お酒を飲まなければいけないので体に良くない
これは人によるかなあ。お店にもよると思うし。
ただ、ショークラブは結構お酒飲めてナンボみたいなお店もあるので。
シャンパンをボトルごと一気飲みしたり(半分くらい)、
ウイスキーを同じくボトルで一気飲みしたり(すぐ吐いた)、
イエガーのショット10杯連続飲みしたりしてました。
正気の沙汰ではないです。今はそういうことはしていない。
飲んで踊って怪我したとかも聞きますしね。良いことではない。

 

さてさていろいろ書きましたけど、じゃあこの接客スタイルが心底嫌いなポールダンサーはどうやってお金を稼ぐの?ってことです。


・頑張って接客がないショークラブに入ってダンスのみを頑張る(バーレスク東京とか?)
・週末のクラブイベントに出演しつつポールダンスのインストラクターをする

・大会などで優勝しネームバリューを提げてギャラの大きい仕事をする
・ポールダンススタジオを設立して経営者になる


このくらいですかね。


つまるところ、


めちゃめちゃダンスうまくて容姿端麗で
人に教えられるくらいのコミュニケーションスキルがあって
この人に教わりたい!!って思われるくらいのカリスマ性があって
大会などに積極的に出場して優勝していて
経営にものり出せるくらいの頭の良さやモチベーションがあったら


接客とかしなくてもいいポールダンサーになれます。

私はダンスだけしたい、接客なんてしたくない。
こういう風に言ってるポールダンサーをちょくちょく見かけますが、その人がよほどの人格者・カリスマ性を持ち合わせた素晴らしいポールダンサーだったら納得。
そうじゃないのに「接客はホステスがすればいい」とか言って接客行為を見下してたら、はっきり言っていい気はしないかな。
ホステスさんが接客してくれてるから、お客さん呼んでくれてるからあなたのショーをお客さんが見てくれるんですよ。
私たちポールダンサーは一人では踊れないんです。
見てくれる人がいるから踊れるんです。
だから見てくれるお客さん、そのお客さんを呼んでくれるホステスさんやクラブに頭が上がらないはずなんです。
自分の踊りだけでギャラをもらってる気にならぬよう心がけています。

 

そういう驕りがなく、単に接客が苦手だからと言う理由で、研鑽を怠らずに、自分に合う場所を選んで働いている人もたくさんいます。
自分がやりやすいお店やスタイルで楽しく踊って稼げるのが一番良いですね。
接客するべきか否か、そんなのは人それぞれ。
安定して稼ぎたかったり水商売も悪くないと思えるなら、接客ありのお店に行けばいい。
己を磨いて人に教えたり、技術や容姿を高めてより有名なお店に行くもよし。
ただし、自分の実力でその場所にいるくせに、望む場所へ到達するための努力を怠って、文句ばっかり言う人に未来はありません。


ポールダンスの世界は弱肉強食、というよりもやったもん勝ちなのだと思います。
頭一つ抜きん出た人でも、突然ポールダンスを辞めてしまうこともある。
それは女性ならではの問題で、結婚したり妊娠したりっていうどうにもならない事情だったりします。
そういう時に、自分自身でどこまでポールを続けるか、たとえ一時中断しても戻ってくる気があるのか。
この世界でしぶとく生き延びる気概が自分の中にあるかどうか。
そういうことを常に自分に問いかけ続けられるかどうかが、ポールダンサーとしての在り方に関わってくるのだと思っています。
結局のところ、大会で優勝しようが、有名なお店で働こうが、辞めたら終わりです。
一瞬で消えていきます。
100パーセント満足できなくても、何の大会にも出てなくても、続けていることが何より大事。
一番のライバルは自分自身のモチベーションなんだな、これが。

 

何もかもやったもん勝ちの世界で、私は私だけの土俵を作るのに奔走しています。
来年はどんな面白いことができるかな。
どんなステージに立っているかな。
とりあえず、今日も筋トレして寝よ。
おわり。

12/2 雑記 sarahahやってます

・流行りに乗ってsarahahやってます

dokodeneru.sarahah.com匿名でメッセージが送れるよっていうことで若者の間で大流行してるそうですよ。
思いがけず泣けるくらい嬉しいメッセージをすでに何通もいただいており、今夜はお祝いだぜ…って気分です。
お返事はインスタとtwitterでしてます。お気軽に送ってね。

 

・さて12月

年内に片付けておきたいことがたくさん!ある!
いらないものの解約とかね。新しく使いたいものの申し込みとか。
後回しにすればするほどモヤモヤするので、どんどんやっていく。
2017年、怒涛の展開ありすぎて本当にあっという間だったなあ…

Amazonアソシエイトで1740円ゲットしていつの間にか使っていた話

タイトルの通りなんですけど、
今年一年でAmazonのリンクを通して1740円分の儲けがあって、
そしていつの間にか使っていたっぽい。

 

というのも、
一応、本を紹介したりする時はAmazonアソシエイトのリンク経由にしていたんですけどそこからなんか発生したりすることは(ほぼ)ないだろうと思っていたんですね。
形だけやっとくか、儲けになったらラッキーくらいの気持ちで。

で今、ふとAmazonアソシエイトをチェックしたら1740円儲かってますよーというお知らせが。
えっ?じゃあそれ私の口座に振り込まれたりしてるの???????

で、支払い履歴っていうのを見たら、どうもAmazonギフト券として還元されていて、そしてとっくにそのギフト券は全て使っていたようです。

な、なんだそれー!!!!
知らん間に儲けて知らん間に全部使っていたみたいです。
メールとかも何もこないんだもん。そりゃ気づきませんわ。

これからも読んだ本紹介はしたいのですが、
「よし。儲けるために一冊あたりの紹介文を多く書くぞ!!!!!」
とか思うとめんどくさくなってその記事すら書かなくなるので、今後も自分メモ的なふんわりした紹介に留めたいと思います。

おわり。

11/27 最近読んだ本

 

しまなみ誰そ彼 3 (ビッグコミックススペシャル)

しまなみ誰そ彼 3 (ビッグコミックススペシャル)

 

ついに3巻!出ましたね!
広島を舞台にLGBTの若者たちが空き家を再利用するNPOとして集まってなんやかんやするお話。
ああ、こういうこと言う人いるよねえ…!!!!ってうなづきながら読んだ。
あなたが善意と思ってても、受け取る側にとっては害でしかないってこと、あるよね。みたいな。
LGBTに限らずね。
天は人の上に人を造らず、されど人の世は賢き人あり、って感じですよ。

 

凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

 

 こちらも2巻!
凪ちゃんの元彼が共感できるようなできないような。
老若男女、素直に好きって言えるのが一番いいんすよ。素直になれよ。

 

シャーリー 1巻 (HARTA COMIX)

シャーリー 1巻 (HARTA COMIX)

 

 今更感ありますが読みたくて買っちゃった。
森先生の作品は他は全部読んでるけどこれだけ読んだことなかったの!
シャーリー、いい…。

 

世界八番目の不思議 1 (HARTA COMIX)

世界八番目の不思議 1 (HARTA COMIX)

 

 Twitterで話題になってましたね!
ポップで可愛くてちょっぴり切ないSF。
まだ連載してるのかな?
しかし、私は本当にハルタの連載陣が好きだな…

 

亜獣譚(1) (裏少年サンデーコミックス)

亜獣譚(1) (裏少年サンデーコミックス)

 

こちらもTwitterで見かけて。
人間が化け物になってしまう病気が蔓延した世界のお話。
絶妙にエログロで私は好きです。

 

花井沢町公民館便り(1) (アフタヌーンコミックス)

花井沢町公民館便り(1) (アフタヌーンコミックス)

 


BLでもがっつり恋愛でもないヤマシタ先生の作品久しぶりに読んだ気がする。
よかった!この方は不思議な設定を作るのがうまいなあと思う。
三角窓の外側は夜、も大好き!

 

インディゴの気分 (Feelコミックス オンブルー)

インディゴの気分 (Feelコミックス オンブルー)

 

 

 以前に紹介した「ポルノグラファー」の前日譚。
なんつーかこう、雰囲気とかね、台詞回しとか、そういうのがエロいんです。
淫靡ですてき。

ブログタイムマシーンというので紹介してもらった

ここ一週間くらい、全然記事を更新してないのにやたらとブクマをつけてくれる人がいたりスターをつけてくれる人がいたりしてめちゃ不思議だったんです。
さらには読者数が60人くらい増えた。
誰かがブログとかで紹介してくれたのかな?と思ったら、ブクマコメで
「ブログタイムマシーンに載ってた」
と書いてくれてる人がいて気付きました。

 

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はてなブログのトップにある過去の記事紹介で紹介してもらってたんだね。
さすがトップページからの紹介、ガンガンアクセス増えるし本当にすごい。
わーいわーい。

ブログを始めて早一年。
って記事をこの前書いたばかりなんですが、本当に続けてきてよかったな〜としみじみ感じました。
お仕事もらえたりインタビューしてもらったり、というのもあるけど、自分の書いたものを読んでもらえたり誰かが感動してくれるっつーのがシンプルに嬉しいです。

重いことも軽いことも大したことないことも書きますが、これからもよろしくね。
おわり。