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企業はLGBTを考慮していると表明する必要があるのか

不動産情報サイトのSUUMOが、
SUUMO for LGBT
と題したウェブサイトを公開しています。

 

suumo.jp


っていうのを友達がFacebookでシェアしてて、表題の話になりました。

 

ざっくりサイトの内容を説明すると

・SUUMOはLGBTをサポートしているよ!
・SUUMOにはLGBTだということを理由に入居を断らない物件が掲載されているよ!

という感じです。

はい、では皆さんはどう思いますか?
「企業はLGBTを考慮していると表明する必要があるのか」

いいですか。
絶対にある。
絶対に表明したほうがいい。

っていう理由を私の感じ方で説明していくのでヨロシク。

1.とりあえずLGBTってなんだよって人はここ読んでね

一応前置きとしてLGBTってよく聞くけどなんですか?って人のためにちょっとだけ説明しとくね。

L レズビアン 女性として生まれて女性が恋愛対象の人
G ゲイ 男性として生まれて男性が恋愛対象の人
B バイセクシャル 男女両方を恋愛対象にできる人
T トランスジェンダー 生まれてきた時の性別と心の性別が違う人

この4つの性的指向・ライフスタイルの頭文字をとってLGBTです。
まあ他にもいろんな区分けがありまくるから本当は全部説明したいところなんだけどそれはまたの機会に…

2.そもそも入居できないってどうよ、この現代社会で

では物理的な問題の方から説明していくぞ!

例えば
・女性同士のカップルでの入居
・男性同士のカップルでの入居
・トランスジェンダーであること
で入居を断られたり、そうであることを隠して入居せざるを得ないことがザラすぎる。

www.buzzfeed.com

wotopi.jp


SUUMOが会社としてLGBTをサポートしてますよと言って、それが実際にSUUMOに掲載されている物件に適用されるなら、それだけでSUUMOを使うという選択肢が(LGBTの中で)最上位になると思う。
左利きの人と同じくらいいる(一説には全人口の10パーセントくらい)とも言われている人々からもし支持されるとしたら、大きなことじゃない?
LGBT側の人間としてはSUUMOの対応にめちゃめちゃ感謝したいし、それが例え「東京オリンピック対策で」とかのとりあえずのものでも、世の中が変わっていくきっかけになると思う。
東京オリンピックに関わる企業はLGBT対策とやらをしていかなきゃいけない決まりなんだよね…

www.huffingtonpost.jp

オリンピック憲章「性的指向による差別の禁止」というのがあって、それによって

>2017年2月に出された経済同友会の「ダイバーシティと働き方に関するアンケート調査結果」では、対象の903社のうち、LGBTに対する施策を実施している企業は39.7%でした。実施している企業では、「相談窓口の設置」、「社内研修・勉強会の実施」 「差別禁止規定の明文化」等が特に効果を発揮した施策として挙げられています。

こんな風に社内・社外の双方に向けてなんらかの施策を打ち出していく流れのようです。

 

3.自分を偽る苦しさ

いや、ほんとSUUMO素晴らしいです。
男女だったらふつーにできる同棲もこっちは自分たちを偽らないとできないわけですよ。
その心苦しさたるや。
本当は付き合ってるのにいとこですとか友達ですとか嘘ついてさ…
まあ惨めな気持ちになりますよ。なんやねんこの世の中はと。
実際に入居の手続きがスムーズになるってことだけでなく、それ以上に
「LGBTだからって拒否するなんておかしくない?」
って価値観の普及にも繋がると思う。

4.たった一言が救いになる

SUUMOのように

「私たちはLGBTをサポートしています」

と言ってくれる企業があることは、すごくすごくめちゃめちゃ大事なことです。
こうやって一度でも言ってくれる企業が増える事を切に願う。


なんでかって大きな会社だから社会に影響力があるでしょ。
つまり、それを見て
「ああ、LGBTをサポートしてもいいんだ」
と、LGBTでない人たちが気づくきっかけになったり、
「私たちをサポートしてくれる人たちがいるんだ」
とLGBT当事者が実感することができるかもしれないからです。


本当ね、LGBT当事者が感じてる息苦しさってこういう現実的な問題もあることながら、
「私たちは存在してはいけないのでは」
って自分で自分を責めてしまうことにあるのよ。
テレビでもトランスジェンダーをネタにして笑ったりしてるでしょ。
レズビアンとかゲイって単語がメディアに出たらちょっと「禁断」「昼間の話題じゃない」みたいな空気になったりさ。
そんな風に隠されたり、人前で言ってはいけない話題みたいにずーーーっと扱われ続けるの、悲しいんですよ。
辛いんですよ

ノンケが大多数の世の中で、一人でも多くの人、団体、企業がこうしてサポートしているよ!って表明してくれる事がどれだけ嬉しいか。
どれだけ支えになるか。
どれだけの人の「自分はセクシャルマイノリティーである」ことが由縁の死を減らせるか。


死ですよ死。
誰を好きになるか、どんなライフスタイルを送るかってだけの話で、死んでしまうんですよ。
自分で自分を責め、そして家族や友人に蔑まれて。


だから大きな企業や団体がこうして表明してくれることが本当に大切なんです。
とても意味のあることです。
そうすることで、当事者だけでなく、周囲の価値観が少しでも良い方向に変わるかもしれないから。

最近だと就活自殺とか聞きますけど、LGBTの中でもトランスジェンダーの人はかなり切実だと思うよ。
男らしくない男、女らしくない女ということで就活の幅が狭まったりさー。
実際はそれ以外の理由でも落ちるんだろうけど、トランスジェンダーであることが理由で落ちたんだ!と思ってしまうほどまだまだ世間に
「そういう人もいる」
「普通に生きている」
ということが広まってなくて辛い思いをしてるわけよ。


それで死ぬわけよ。
もううんざりだよ。
友達が死んだり自殺未遂した話とかさ。本当に嫌になるわけよ。
勘弁してほしいんだよ。
まじ悲しいんですよ。死なないでほしいんです。
もっと一緒に遊べると思ってたのにさ。
頼むから私の周りの人たちは、私みたいなのがふつーに生きてるって知っててほしいよ。
ふつーに暮らしてるんだよ。
そんなことが理由で死んでほしくないんですよ。


どうか皆さんの周りで、オープンにしているLGBTそれに準ずる人たちがいた時、もしよかったらサポートしているよって姿勢を示せる人は示してね。
無理にとは言いません。
でもね、それだけでその人、自分で死ぬのやめてくれるかもしれないからさ。
よろしく頼んだよ。
おわり。