このCMが話題らしいです。
「70億人が暮らすこの星で結ばれる。
珍しいことではなくても、奇跡だと思った。」
「結婚しなくても幸せになれるこの時代に私は、
あなたと結婚したいのです。」
結婚しなくても幸せになれるこの時代、という言葉がCMにさらっと出てくるって超いいな〜と思いました。
一昔前までは結婚して当たり前、結婚してからが人生本番、結婚してないやつは半人前、みたいな風潮だったわけで。
幸せなカップルがいたら、二人は結婚してもいい、しなくてもいい…
様々な選択肢があるよ!
というのが公に広まるのはいいことだ。
結婚という制度が必要な人はどんどん利用すればいいし、事実婚でいいですって人はそのままでいても世間にギャーギャー言われることもない。
で、その後こちらの記事を読みました。
「当たり前のように「結婚」できる人に「結婚しなくても幸せになれるこの時代」とか言われたくないのよね」
というタイトルで、もうタイトルだけで言ってほしかったことを全部説明してくれていて…
わかるんですよ。
「結婚しなくても幸せになれるこの時代」って超いいフレーズだと思ったの。
今までの固定概念を覆したなと。
結婚?してもしなくてもいいじゃん?
幸せならそれでいいじゃん?
みたいな。
すごく素敵だと思ったの。
ただ、LGBT側の人間、まだその土俵に乗せてもらえてないんです。
同じ、同じ土俵に乗せてくれ…!!!
それか新しい土俵を作らせてくれ。頼む。
私自身に今結婚したい相手がいるわけじゃない。
いますぐ結婚した〜い!!って思ってるわけでもない。
でも、いつかできるかもしれないじゃん。
その時、結婚したいって思うかもしれない。
でも、その人とは法律上結婚できなかったら…
やっぱり悔しいですよね。
結婚できるって選択肢が欲しいなあと思いますよ。
それは法律上で家族になりたいとか、
病院で家族として付き添えるようになりたいとか、
どちらかが死んだ時の財産の問題とか、
ものすごく現実的な部分もある。
それと同時に、二人の婚姻を公に認めて欲しいっていう欲求なのかなあ。
だって社会の外側に放置されてるような感じだよね。
社会の中に入れてくれよ〜!!
二人の人間が愛し合って同じ戸籍に入りたいんだよ!
という魂の叫びなわけです。
「お金なんかなくても幸せになれるよ」と大富豪から諭されたら、
「いやいや、お金があるからそう思うんじゃないの?」と思うのと同じ感覚だと思います。
一旦そのお金が有り余ってる状況を味あわせてくれよ、みたいな。
それを実感してからまた考えるわ。と。
「蚊取り線香なんかなくても、蚊には刺されないよ」
って、自分の周りだけ山ほど蚊取り線香焚きまくってる人に言われてる感じでもある。
いやいやいやいや、こっちは刺されまくってめちゃめちゃかゆいし、一旦そこから降りてきてこっちに来てくださいよと。
蚊がすんごいいるんですよと。
ちょっと蚊に刺されてみてくださいよと。
いろんな人がいるこの世の中で、みんなが結婚できるようになって、
その上で結婚しなくても幸せになれるのに、
「私はあなたと結婚したいのです」
って言える人と出会えたら…最高…。
じゃないでしょうか。
魂のぶつかり稽古がしたいです。
おわり。